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天然記念物 揖斐二度ザクラ

[2017年10月1日]

揖斐二度ザクラ

【種別・種類】国指定天然記念物
【所在地】大野町大字南方字二度桜184番1、2
【指 定】大正12年3月7日
【追加指定】平成21年2月21日

 1本の木に一重咲き、八重咲き、二段咲きの3種類の花を咲かせる珍しい桜です。「二度ザクラ」という名前から、春秋の二度咲く、いわゆる「二度咲き」のサクラと思われがちですが、そうではありません。外側が花盛りになる頃、花芯に次のつぼみが現れ、外側の花びらがしぼむ頃、花芯のつぼみが開花し、二段に咲くという二段咲きが特徴です。
 地元に残る古文書によると、現在二度ザクラの植えられている場所は、大蔵寺という寺院の庭先にあたり、桜の木は元々ここにあったそうです。
 天保年間には二かかえ程もある大木で、地上3mのところで3枝に分かれ、南の1枝は二度咲き、西の1枝は純白の一重咲き、北の1枝は淡紅色の八重咲きであったと古文書には記されています。しかし天保4年(1833)8月に、この桜の大木は暴風雨によって倒れてしまいました。
 この桜の根元から生えた若芽を育てたものが2代目の桜です。この2代目は大正12年に国の天然記念物の指定を受けましたが、昭和9年(1934)に枯れてしましました。
 現在のサクラは2代目の根元から生長した幼木4本を株分けして育てたものです。平成21年2月21日、生育地と生育地内の同種のサクラすべてが天然記念物に追加指定されました。

二度桜写真
二度桜写真二枚目

 早咲きの一重咲きと八重咲き、遅咲きの八重咲きと二段咲きの4種類の花をつけますが、花の色も白・薄いピンク・濃いピンクとバラエティに富んでいます。
  名の由来である「二段咲き」の花は、遅咲きの八重の花の中にまれに現れます。二段咲きの花は年によって出現率が異なり、全く現れない年もあります。つぼみの時期に花の区別をすることはできません。また、すべての木すべての枝に現れるのではなく、よく現れる枝はおおよそ決まっているようです。
  二段咲きの花は、写真のように花弁の中心に新たな花芯をのぞかせます。他の花が散りはじめる頃、二段咲きの花も外側の花弁が散り始め、内側の花芯が開花して小さい花をつけるのです。遅咲きの八重咲きの花と二段咲きの花は、4月中旬頃から半月ほど咲いています。

二度桜外観写真
登越古墳写真

揖斐二度ザクラ公園

 平成24年3月、揖斐二度ザクラ公園が完成しました。白鳥育種地で接ぎ木に成功した苗木を定植し、貴重種を保存しています。近い将来、二度ザクラが咲き誇ることでしょう。
 根から芽が出て増える性質があるため、生育地も指定されました。保存のため、生育地内への立ち入りはご遠慮願います。オペラグラスなどをご持参ください。

◆アクセス
JR大垣駅より名阪近鉄バス大野バスセンター行き
大野バスセンターより総合庁舎行き「南方」下車 徒歩すぐ

◆問い合わせ
大野町観光協会(大野町役場内) / 電話 (0585)34-1111

公園写真
公園写真二枚目

お問い合わせ

大野町役場生涯学習課

電話: 0585-34-1111 ファックス: 0585-34-2110

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