国連のグテーレス事務総長は「地球沸騰化の時代に入った。」と述べたそうですが今年の暑さは異常でした。
大野町特産の富有柿も色づきが遅れています。普段であれば12月の声を聞けば最終盤となるのですが、やっと収穫の最盛期を迎えているようです。
私も父から引き継いだ柿畑が約1反半あり、休日等の時間を使って栽培を続けています。柿農家はほぼ一年中やるべきことがあります。
例えば年明け早々から剪定作業、それが終わると粗皮削り。最近では高圧洗浄機を使用します。そして5月には摘蕾作業。一枝に一個の蕾みだけを残していきます。6月や7月はさらに摘果作業をしてより一層混み合わないように調整します。4月後半から9月にかけてはおおよそ月1回のペースで防除作業と草刈。しっかりと農協の「ぎふクリーン農業」栽培日誌に基づいて行っています。8月からはカラスとの戦いが始まります。残念ながら今年も10数本ある太秋柿はほぼ全滅してしまいました。
そして11月、1年かけて育ててきた柿をやっと収穫することができます。収穫した柿は農協に出荷していますが、昨年からは新しくなった大野果実共同選果場で選果され全国各地に販売されていきます。
また、JAいび川では今年も香港やタイそしてシンガポールなど東南アジアへ、コロナ以前の水準と同程度の50トン以上の輸出を目指しています。
大野町としても、揖斐郡ブランド推進協議会のメンバーとして積極的に協力を行ってまいります。