大野町においては、平成30 年(2018 年7 月に道の駅「パレットピアおおの」が開駅し、令和元年(2019 年)12 月には大野神戸ICが開通し、令和5年(2023年)10月には総合病院 「西濃厚生病院」が開院など、町を取り巻く環境は大きく変化しました。今後、自然環境の保全と宅地・企業・商業施設等の開発のバランスを考慮しながら、農業・商業団体、開発業者、企業、公共団体、町民が協働し、地域の活性化につなげ、持続可能で自立した社会の構築を目指していきます。
本町において、町内で運行されていた鉄道について、平成13 年に名鉄谷汲線と名鉄揖斐線の黒野から本揖斐間、平成17 年に名鉄揖斐線の忠節から黒野間が廃止されました。廃線敷においては平成28年3月から買収を順次開始し、令和7年3月までに取得し、町内すべての廃線敷を町有地としました。
鉄道の廃止後は、名鉄廃線敷整備事業として旧黒野駅において、「黒野駅レールパーク」が平成25年に整備され、一部の廃線敷については黒野駅レールパークを起点に自転車歩行者道として工事を実施しています。
本町において2050年までにCO2 実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、廃棄物等の適正処分、自然エネルギーを活用した発電設備の設置、EV自動車の普及などを通じてゼロカーボンシティの実現を目指します。また「大野町グランドデザイン」や「大野町第七次総合計画」に基づく、温室効果ガスの排出抑制や吸収作用の保全・強化を促進するとともに、太陽光発電システムの設置などによる自然エネルギーの導入促進を図り、持続可能な脱炭素社会の構築に向けた取り組みを進めます。これらを踏まえ名鉄廃線敷(黒野から中之元地内)の有効活用のため自然エネルギー事業を推進していきます。
つきましては、本調査において、名鉄廃線敷(対象用地)について進出意向を表明していただくことで、どの程度事業者のニーズがあるのかを把握することを目的としています。また、併せて、大野町が目指すまちづくりに合致する具体的な利活用方法を提案いただくことで、そこから町の活性化に向けたヒントを得たいと考えています。
なお、本調査により事業者の進出意向が確認できた場合には、別途、更に踏み込んだ利活用方法や事業手法、事業実施の諸条件などの提案を募集する手続きを実施する予定です。
所在地 岐阜県揖斐郡大野町大字黒野地内から中之元地内
黒野地内(旧三水橋梁西橋詰)から中之元地内(揖斐川町境)
(別添資料(1)のとおり)
面 積 21,205.49平方メートル(公簿)・2.23km
調査実施要領公表 令和7年4月15日(火)より
※本調査への応募(進出意向表明書の提出)は、大野町名鉄廃線敷太陽光発電システム等整備事業に進出意向のある法人または法人のグループで、応募案件を確実に実施し得る能力を有する者に限ります。
大野町名鉄廃線敷太陽光発電システム等整備事業 審査委員会が行います。
調査実施要領公表 令和7年4月15日(火)
質疑の受付 令和7年4月16日(水) から 令和7年5月16日(金)
質疑への回答 令和7年5月20日(火)までの間に随時
進出意向表明書の受付 令和7年5月21日(水) から 令和7年5月28日(水)
調査結果の公表 令和7年6月 5日(木)(予定)
令和7年5月20日(火)までの間に随時掲載予定