大野町ゼロカーボンシティ宣言

  12月7日、「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言しました。

　地球上の環境面において、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、これまでに経験したことのない、自然災害が頻繁に発生し、さらなる激甚化が脅威となっております。

　昨今、本町においても、地球温暖化の影響と思われる集中豪雨や巨大化した台風の接近により、農作物に対する被害の拡大や長時間に及ぶ停電の発生など、私たちの生活を脅かす事態が発生しております。

　この地球温暖化防止対策として、2018年に公表されたIPCC（国連の気候に関する政府間パネル）の特別報告書では、気温上昇を2度よりリスクの低い1.5度に抑えるためには、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする必要があることが示されており、我が国においても、この目標に向け、2020年10月に政府が2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ（カーボンニュートラル）を目指すことが表明されました。

　しかしながら、本年10月に開催されましたCOP26（国連気候変動枠組み条約第二十六回締結国会議）において、現状の取り組みが不十分であるという危機感が示されことから、今後、日本国内においても、排出量削減については、さらに高い目標に挑戦していくことになります。

　こうした背景から本町では、豊かな自然環境の維持と経済が調和し、町民が快適に、また安心して住むことができる環境を次世代に引き継ぐため、2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言するものです。